みんなでプラスチックフリーに挑戦⑧
今週のトピックス(11/3)
こうなんSDGsプロジェクト「プラスチックフリーに挑戦!」
延長戦です☆
今回は、私たちがいつも保育園児や小学生に向けてお話ししている「道路に落ちているこのプラスチックごみ、どうなるの?」というストーリーをご紹介します。
普段、ほとんどの人たちは、不要になったものをきちんと家庭で処分していることでしょう。
それなのに、なぜ海にはこんなにプラスチックがあふれているのか…
不思議ではありませんか?
実は、作られたプラスチックのうち、10%程が、海洋プラスチックとなるそうです。
わずか(だと信じたい)ですが、道路や空き地、草むらに、放置されたごみ。
そして公共の場所に設置された屑入れからあふれたり、置き忘れられたり、私たちのポケットからこぼれたり…
そうやって道路のゴミとなってしまったものは、やがて風に飛ばされ、雨に流され、
一番低いところ、つまり川や用水などに集まってきます。
そして水と一緒に、川から海へ。
海洋プラスチックとなったごみは、
軽いものは海面を漂い
重たいものは海底へ
そして海流に乗って、世界中を旅する?ものも。
遠く大陸の海岸で、日本語のラベルが見つかることも少なくありません。
映画「プラスチックの海」上映会にお越しいただいた方は、その影響をまざまざと目にされたことと思います。
一旦流れ着いたプラスチックは、溶けたり腐ったりすることなく、海にずっと残り続け、やがてマイクロプラスチックとなり、生態系にも入り込みます。
プラスチックは海洋を移動し、PCBやダイオキシン、DDTなどの有害化学物質を吸着し、それを構成する素材以上に、生物の体に影響を及ぼします。
食物連鎖を通して生物濃縮された化学物質が、最終的に私たちの食卓にのぼる。
想像したくないですが。
その影響はまだまだ未知数ですが、水や大気からも見つかるマイクロプラスチックは、将来人類を脅かすことになるでしょう。
今、水の中のゴミを回収する事業者も現れ、プラスチックによる汚染から海を、生物を守ろうとしています。
けれど、世界のプラスチックの量は、今でも年々増加しており、とてもとても回収は追いつかないでしょう。
プラスチックの海への流出が、自分たちの健康に本当にかかわるのだと、実感しなければ、大きくは進まないのかと感じていますが…それでは遅いですね😓
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