みんなでプラスチックフリーに挑戦⑤
今週のトピックス(9/29)
こうなんSDGsプロジェクト「プラスチックフリーに挑戦!」
今回のトピックでは、使い捨てプラスチックについてお話ししようと思います!
プラスチックが身の回りでたくさん使われていることは前回お話ししました。
軽くて丈夫で清潔感あるプラスチック。
1860年代にアメリカで発明され、日本でも70年ほど前から一般に流通し始めたそうです。
その便利さを享受することは、今を生きる私たちの特権でもありますね。
でも、プラスチックの原材料は無尽蔵ではありませんし、不用になったプラスチックは、燃やすにしろ埋めるにしろ、放置されるにしろ、環境へ大きな影響を与えます。
リサイクルにも限界があります。
海域で見つかるプラスチックごみの多くは、ワンウェイ(使い捨て)プラスチックです。
不思議なことに、はじめから使用期間が短いことを前提に作られています。
不用になった後何十年も消えることがなく、環境負荷の原因になり続ける可能性があります。
ご家庭で、それほどお金をかけずにプラスチックを減らす一番の方法は、このワンウェイプラスチックの使用を減らすことです!
どんなものがあるか、紹介しますね。
意外な製品もあったりします・・・
<使い捨てプラスチックの例&減らす作戦>
「ポリ袋」
買ったものは、エコバッグがなくても自分のハンドバッグやリュックに入れればOKです。オフィスに戻って食べるだけなら、そのまま手で持って帰ればOK。
「包装資材(食品トレイ、パッケージ)」
これは結構悩ましい問題です。私たちの身近な食品はほとんどがプラスチック容器包装で包まれているからです。
インスタント食品、冷凍食品、コンビニのお弁当は、特にたくさんのプラごみを生み出します。シールも貼らないでほしい!
「ペットボトル」
飲料水の入ったペットボトルは、プラスチック包装だけでなく、採取、ろ過、ボトル詰、配送など多くの過程で資源が使われています。
「ストロー」
一回限りで捨ててしまうストローは必ずしも必要ではありません(一部の障害者・患者を除く)。
どうしてもの時は、竹、草、紙、セルロース、金属、シリコンなど最近はいろんな素材のモノが出ていますので、お試しください!
「お手拭き」
不織布のお手拭きも、入っている袋もプラスチック。ハンカチやタオルを持ち歩くといいですね。
「コーヒーフレッシュ(個包装)」
そもそも、ミルクでなくオイルです。健康にも留意しましょう。
「ラップ」
蜜ろうラップは保湿性・抗菌性にも優れ、何度も使えます。蜜ろうラップ作りの講座も開催していますのでお声がけ下さい。冷凍はクッキングシートや濡れふきん、電子レンジ使用の際にはシリコン製ラップがおススメです。
「水切りネット」
シンクのゴミ受けにはネットなど被せず、直接ごみを入れてこまめに捨てます。ゴミ受けのフタも取っちゃいましょう!見えることでこまめに捨てる習慣がつきます。生ゴミはビニール袋ではなく新聞紙袋に包んで捨てると嫌な臭いを抑えられますよ。
「傘袋」
年間10-20億枚くらいは使い捨てされている計算だそうです。
「シャンプーの容器」
詰め替えのできるタイプがおススメですが、私は固形のシャンプーやコンディショナーを愛用しています♡
「カプセルコーヒー・ティーバッグ」
インスタントのものより、コーヒーは豆を挽いて、紅茶はお茶っ葉を購入するとプラスチックが減らせます。
「お茶パック・だしパック」
ある調査では、合成繊維のティーバッグ1袋で約116億個のマイクロプラスチックがお湯の中に放出された、という報告もあります。メーカーの中には植物繊維のパックを採用しているところもあります。
その他にも、カトラリー、使い捨て歯ブラシ、マスク、コンタクトレンズ(ケース)や、プラスチック軸の綿棒、化粧品のケース、生理用品、ビニール手袋など、ワンウェイ前提の製品はたくさんあります。
キッチンやバスルームで使われるものに多いような気がしますね。
使い捨てプラ減の作戦を大きくまとめると、この3つ!
☆自然に還る素材を使用した製品に切り替える
☆使い捨てではなく、リターナブル(返却・回収が可能)なものや、繰り返しつかえるものに変える
☆そもそも使わなくて済むように、生活の中で工夫する
プラスチックの使用は感染症などの流行から身を守るための安心の材料になっている点も否めません。
それぞれのご家庭、無理のない範囲で少しずつ取り組むといいと思います。
小さな工夫を積み重ねることで、家庭内でのプラスチック使用量を減らすことができます。
皆さんの小さな一歩が広がり、大きな声になっていくことを期待しています。
さて、10月20日(日)すいとぴあ江南で、「こうなん環境フェスタ」が催されます。
会場内では、各企業の環境保全への取り組みの工夫が紹介されることと思います。
ぜひ足を運んでくださいね!
次回をまたお楽しみに(^^)
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